オントロジー工学

[読書中]溝口 理一郎

全編を通して難しく、内容は理解しづらい。通読はなかなかハードなので、興味のある部分だけをかいつまんで読むのが吉。個人的には、5 章のオントロジー構築(RDF と OWL の説明)を知りたくて手に取った。学んだことを自分の言葉でメモしておく。

  • RDF は、W3C が仕様を策定した、ウェブ上でデータを交換するための標準モデル(言語ではない)。ノードがリソースを、エッジがリソース間あるいはリソース/値間の関係を表す。XML で記述でき、2 ノード + 1 エッジの組み合わせを「トリプル」と呼ぶ。
  • RDF スキーマ は、RDF が使うタグを RDF モデルに基づいて定義する言語。RDF はスキーマがないと、ほとんど利用価値がない。たとえば PathwayCommons のデータは OWL 形式で表現されるが、その意味を理解するには BioPAX Level 3 の RDF スキーマと合わせて読む必要がある。
  • OWL は DAML と OIL の特徴を併せ持ち、RDF スキーマに豊富な制約条件を加えたもの。たとえば「クラスが共通のインスタンスを持たない」ことを表す disjointWith などがあり、RDF の発展形としてより柔軟な表現ができる。

データを構造化して機械に扱わせるうえで、この RDF → RDF スキーマ → OWL という積み上げは基礎になる。