Vimインストール & 設定
はじめに
サーバにSSH接続してファイルを編集する場合、使い慣れたエディタを使えません。
ローカルで編集 -> git or FTPとかやりようはありますが、ちょっとしたことなら直接いじった方が早いです。
Apacheの設定ファイルをいじりながら動作を確認するときなどは特にそうです。
ただデフォルトのviエディタだとあまりにできることが少なくてなかなかしんどいです。
Vi IMprovedと名付けられたvimを使うことで快適に編集作業ができます。
味気ないエディタ画面がカラフルに、見やすくなったり、他にもできることが増えます。
僕はプログラミングに入門したとき、Linuxサーバを立ててしばらく真っ黒な画面と向き合うところから始めたのですが、最近はサーバいじってないので忘れそうになってきています。
覚えている内に書き留めておきます。
インストール手順はよく忘れるので特に。あとはよく使うコマンドなんかを備忘録的に。
LinuxにVimインストール
こんな感じでインストール、コンパイルしてバージョンを確認します。
手順の細かい説明は参考リンクを辿ってみてください。
yum -y install mercurial ncurses-devel make gcc lua-devel perl-ExtUtils-Embed cd /usr/local/src hg clone https://bitbucket.org/vim-mirror/vim vim cd vim ls hg pull ./configure \ --enable-multibyte \ --with-features=huge \ --enable-luainterp \ make make install vim --version
もしコマンドが見つからないと言われたらPATHが通っていません。
.bash_profileに PATHを追加しましょう。
vi ~/.bash_profile
~/.bash_profile
PATH=$PATH:$HOME/bin #追加前 PATH=$PATH:$HOME/bin:/usr/local/bin #追加後
反映します。
source ~/.bash_profile
ちなみにmacにはデフォルトで入っています。
私は.bashrcに以下のエイリアスを追加してしまいます。
alias vi='vim'
基本操作
は、ここら辺で学べます。
ゲーム形式で覚えるサイトがあったりするので気になる方は調べてみてください。
Vim設定(.vimrcの編集)
vimの設定ファイルはユーザのホームディレクトリにある.vimrcというドットファイルに記述されます(他にも記述することができ優先度をコントロールできますが、それは置いときます)。
$ vim ~/.vimrc
このファイルに様々な設定を書き足していくことでvimでファイルを開いたときに効果が現れます。
私が設定しているものを以下に挙げます。
- syntax on: 色つきになる(クラスや関数ごとに色分けされるので視覚的に理解しやすい)。
- set nowrap: 画面端で折り返さない。
- set autoindent: オートインデント。
- set hlsearch: 検索結果がハイライト。
- set ignorecase: 検索で大文字小文字を区別しない。
- set smartcase: ignorecaseと併用することで効果あり。小文字で検索したら大文字小文字を区別せず、大文字を入れると区別する。
- set ruler: カーソルがある位置(何行目かなどを)表示する。
- set number: 行数が表示される。
- set backspace=indent,eol,start: wordチックなバックスペースによる削除を有効にする。