20年後の話
本当に何をやるべきか、ということをVCの方と話しました。
2017年から20年後の2037年の世界を想像します。
気が向いたらちょびちょび更新します。
意見があればリアルなりTwitterなりで絡んでくれると嬉しいです。
コンピュータ
スマホを置き換える存在としてウェアラブルデバイスが一般に普及。
ウェアラブルとしてもっとも想定しやすいのはメガネ型。次点として耳掛けのヘッドセット。
埋め込み型デバイスが一部のイノベーター、アーリーアダプターに使われ始める。
コンタクトレンズ型の端末や、チップによる決済や本人確認が本格的に出始める。
これらの端末は、クラウド環境の計算リソースを利用する。
レイテンシーは通信速度に依存するが、ほぼリアルタイムな反応が実現できる。
中枢神経とコンピュータの接続の研究が加速。
一般市民の感覚が「怖い < 期待」に。
通信
LPWAのように、薄く広く伸びるようなイメージ。
全てのものがよりユーザの手元側で繋がる。
言語
2037年にはとっくに言語の壁がなくなる。
音声も文字情報もリアルタイムで自動翻訳。
2020年までに特定の用途(道案内)でのリアルタイム翻訳の精度が実用レベルまで達する。
2030年を待たずして汎用的なリアルタイム翻訳が実現すると思われる。
(個人的には今から英語を学ぶ人の気が知れない。)
言語を学ぶインセンティブは、恋愛において自らの口で想いを伝えたいと言ったものが主になる。
=他言語を学ぶ理由はフレーバ。
動物
2020年の東京オリンピックまでに販売方法など一部規制が強化せれる。
その次の改正2030年ごろにショーウィンドウでの販売が全面的に禁止される。
そのタイミングで動物園や水族館における動物に対しての配慮も明文化。
ショーや仕入れ方法、展示方法などが一部規制されるだろう。
大きな流れとして展示施設はエンタメから学術的意義を問われる時代に突入。
動物福祉的価値観の醸成は世界各国の余裕によると思われる。
中東や北朝鮮などの安定次第。他はLGBTとか人種とか。
人間同士の話に意識が割かれれば遅れるし、それらの問題が比較的穏やかになれば余ったリソースで動物との関係が改めて問われるのではないか。
おそらく、単調増加的に進むのではなく人種に関してもLGBTに関しても揺り戻しが来るだろう。その大きさ次第。
それでも主に、経済的メリットを後押しに動物実験のリプレイスメントが進むと考えられる。
VR
触覚、嗅覚、味覚はまだまだ発展途上ながらも、聴覚、視覚は完全に騙すことが可能になるだろう。
触覚はEMSが実用的なレベルまで達する。握ったり、衝撃を受けたりはかなりの精度で再現できるようになるが、ざらざらとした手触りなどはまだまだ実現が遠い。
嗅覚、味覚はそれぞれの物質をデバイス上で構築して感覚を再現することが可能に。取り扱える種類の幅に難があり、この方針には先がないと思われる。
個別の感覚の仮想現実よりも、直接中枢神経に刺激を与える方法での仮想現実が現実味を帯びてくる。
人工知能
機械学習は当たり前のツールになる。あらゆることが機械に丸投げでき、効率化する。
一方で人工知能と呼べるものはまだまだ遠い。
圧倒的計算リソースを投入することで中枢や抹消の神経の再現が可能になる。
しかし未だそこに意識は宿らず。
知能とは何か、人間とは何かの疑問が続く。
むしろ、ボトムアップ式に知能を構築するより、人間の意識をコンピュータ上に投影する方法での知性の再現が進む。
全てが機械に任せることができて、人間は働かなくて良い時代、というのはまだ遠い。