Azure Visual Studioサブスクリプションの制限
以前Azure Virtual MachineにGPUインスタンスを立てて機械学習をやりました。
- Azure + Tensorflow + Kerasで画像認識やってみた part1
- Azure + Tensorflow + Kerasで画像認識やってみた part2
- Azure + Tensorflow + Kerasで画像認識やってみた part3
当時はMicrosoftの勉強会に参加した時にもらったサブスクリプション(Azure Pass)を使って環境を構築しました。
その後、サブスクリプションがVisual Studio Enterprise (BizSpark)に変更し、久しぶりにGPUのVMを使おうとしたら色々と制限があることに気付いたのでまとめます。
日本リージョンを利用できない
東日本リージョンでNVシリーズ立ち上げようと思ったら以下のメッセージ。
お使いのサブスクリプションは東日本での仮想マシンの作成をサポートしていません。別の場所を選んでください。
2017年12月26日現在Visual Studioサブスクリプションで利用可能なリージョンは以下の6つです。
- 東南アジア
- ヨーロッパ西部
- 米国東部
- 米国中南部
- 米国中西部
- 米国西部 2
通信のレイテンシー的には東南アジアが一番近いでしょう。通常用途のVMなら東南アジアを選択すれば良いと思います。
ちなみに、サブスクリプションの作成時期によっては制限がかかっていないそうです。
以下、サポートセンターからの回答。
2016 年 9 月 8 日以降に作成いただいた MSDN 特典サブスクリプションにつきましては、VM および Azure サービスを新規作成できない一部の地域や仮想マシンの種類に制限がかかっております。
※ 同じ MSDN 特典サブスクリプションでも 2016 年 9 月 8 日 以前に作成された場合はリージョン制限がかかっていない状況となりますこと、あらかじめご承知おきくださいませ。
Nシリーズを利用できない
それとは別問題で、Nシリーズも利用できません。
需要過多により利用には審査が必要とのこと。
N Series につきましては、急激なご利用者様の増加にともない、仮想マシン、クラウドサービスおよびストレージの各リソースの使用状況ならびにご利用希望が予測を超えた状況のため、上記 6 リージョンにおいても制限がかかっております。
そのため、リージョン制限の解除のお手続きを当窓口にて実施させていただき、ご利用可否をご案内させていただきたく存じます。
利用したい場合は申請が必要になりますので、以下に従ってAzureポータルからサポートを申請しましょう。
右上の「?」マークから「ヘルプとサポート」を選択。
ヘルプとサポートの「新しいサポート要求」から、
以下のようなフォーマットで申請を行いましょう。
1. サブスクリプション ID : 2. ご利用希望のリージョン : 3. ご利用予定コア数 : 4. デプロイモデル : ※ リソース マネージャーならびにクラシック モデルのどちらかを選択 5. 仮想マシンの種類 : (例 : NC Series、NV Series など)
あとは審査に通ればNシリーズを利用することができます。
参考