Swampdog part6 -VRアプリ化-
概要
前回までにカメラの移動、回転、ズームを実装しました。
このような感じになりました。
これをVRアプリ化します。
以前にも述べましたが今回はAndroidアプリとして作成しています。
以下のサイトを参考にしました。
アップデートの早い領域なので記事の執筆日や対象とされているUnityのバージョンに気をつけましょう。
本記事ではUnity 5.6を対象としています。
参考: Unity公式: VR
参考: 【自宅で仮想空間を楽しみたい方必見】UnityでVR作成
SDKをインポートする
GoogleからGoogle VR SDK for Unityをダウンロードします。
「Assets-> Import Package-> Custom Package」を開き、先ほどダウンロードしたGoogleVRForUnity.unitypackageを選択します。
Import画面が立ち上がります。
デフォルトで全てにチェックが入っているのでそのままImportします。
Virtual Reality Supportedを有効にする
UnityではVRサポート機能を提供しています。
「File-> Build Settings-> Player Settings」でInspectorウィンドウが表示されます。
「Inspector-> Other Settings-> Virtual Reality Supported」にチェックします。
さらにVirtual Reality SDKsにCardboardを追加しましょう。
Buildします。
Minimum API Levelが足りないと言われるので指示通り新しいものを指定します。
「Inspector-> Other Settings-> Identification-> Minimum API Level」で設定できます。
再度Buildします。
と、エラーなくBuildはできたのですが、ゲーム画面は以前単眼です。
よくわからないですが、とりあえず実機でも確認してみます。
実機で確認
Android実機と接続してアプリを起動して確認しました。
こちらはちゃんと複眼になっていました。
VRゴーグルに接続すれば立体的に見えそうな雰囲気が感じられます。
GoogleのSDKはインポートしたけど使ってないんじゃないかと思います。
ここら辺手順がごちゃっとしてしまったので後日調査し直します。
Unity公式の説明的にはVirtual Reality Supportedだけで行けそうな気がします。
次回
最後に、これまでスワイプやキーボードで入力していたところをDUALSHOCK3のスティックやボタンに置き換えます。
そもそもAndroidとDUALSHOCK3をつなぐことができるか、ドキドキです。
ネット上でちらほらHow To的なものを見かけますが、本職ではなくゲーマー層の書いた記事が多く、開発的な情報が不足しています。
手持ちの503KCでうまく行くことを祈るのみです。
アダプタを探してくれたBIC CAMERAの店員さんに、「公式にサポートされているわけではないので動かなくてもノークレームノーリターンで」と言われたのでちょっと不安。
アダプタ自体は500円程度の安いものなので良いのですが。開発的に詰まるのが困るところ。