AWS, Azure, GCP -並列計算に適したクラウドを探す CPU編-
以前こちらの記事で並列処理についてまとめました。
並列処理の処理性能はコア数に依存することがわかりました。
「じゃー手っ取り早くたくさんコア使うのに一番安いクラウドサービスどれよ」ということで調べてみました。
今回はCPUの利用に限定して比較します。
GPUで並列計算できるようになりたい。
比較
こんな感じになりました。
リージョンによっても違うし、それぞれのタイプに得意な分野があるので単純にコアあたりの値段で比較するのもなんなのですが。今回はこういう趣旨ということで。
AWSのコンピュータ最適Cシリーズ、AzureのMシリーズ、GCPのHigh-CPU machine typeあたりが並びました。
GCPはメモリ性能が低い代わりに若干安い。
AWSは高い代わりにメモリ性能も高い。
Azureはその中間、といった感じでしょうか。
コア数128のインスタンスがあるのはAWSとAzureだけでした。
GCPはカスタムでコア数を増やすことができるみたいで、これでn1-highcpu-96のコア数を128まで増やせるならAWSのX1やAzureのM128よりかなり割安に済む、と思いましたが、最大コア数は96個までだそうです。
コア128を使おうと思ったらコア64の4倍くらいの料金になるのはきついですね。
次回
上記CPUでコア数が64だの128だの言っていましたが、GPUではコア数の桁が変わります。
数万コアの並列処理が可能になります。
機械学習で大量の計算を行う際、GPUを使ったら一瞬で終わったのが納得ですね。
次回はGPUを使った並列処理を理解して実装を目指します。