複数アカウントのGoogle Driveを同時に利用する
いつの間にかデスクトップ用Google Driveアプリが廃止になっていたのでちゃんと調べました。
僕は普段複数のGoogleアカウントを使い分けています。
個人用、趣味用、仕事用、卒論用、etc…
基本的にChromeを介してインターネットを使っているので、それぞれのアカウントに各種サービスを紐づければ大変楽です。
例えばTwitterはGoogleアカウント毎に異なるアカウントを使い分けています。
逆にFacebookやGithubは全て統一してログインしています。
ところが困ったことがあって、それぞれのGoogle DriveをPC本体に同期させるのが面倒でした。
さらに言えば以前調べた時は同時に複数アカウントを同期させることは不可能でした。
今回デスクトップアプリのGoogle Driveの廃止に伴って「バックアップと同期」について調べたら問題がスッキリ解消したのでまとめます。
目次
これまでのGoogle Driveの利用方法
デスクトップ版アプリGoogle Drive
こんなマークがMacの右上にいた気がします。
2018年5月12日に廃止されたそうです。知らんかった。
これを使っていた頃はマルチアカウントのGoogle Driveを利用するのが非常に面倒でした。
アプリを利用開始するとGoogleアカウントにログインを求められ、ローカルのストレージのそのアカウントと同期したフォルダが作成されます。
このフォルダの中のファイルををいじるとGoogle Driveのファイルも自動で変更を追ってくれるのでその点は便利でした。
しかしGoogleアカウントごとにフォルダを作ることができず、いちいちログアウトして別アカウントでログインする必要がありました。
僕はメインのアカウントに接続しっぱなしで、他のアカウントの無料分15GBを腐らせていました。
新しいGoogle Driveの利用方法
2018年8月24日現在、Google Driveのページにアクセスすると以下の2つが提示されます。
バックアップと同期
旧デスクトップ版アプリと同様のものです。
2017年7月にリリースされた時はマルチアカウントに同時接続はできませんでした。
やはりみんな似たような要望はあるみたいでした。
要望に応えてか、2017年10月のアップデートで複数アカウント(最大3つ)をサポートしたみたいです。
「新しいアカウントを追加」が選べるようになっていました。
一年経つのに全然気づかなかった。めっちゃ便利。
日本語で「Google Drive 複数アカウント」とググっても以前の切り替えタイプの方法しか出てこないあたりあまり認知されてないんでしょうか。
英語でググると解説記事がたくさんヒットしました。
- How to add multiple accounts in Backup and Sync? – PiunikaWeb
- Backup and Sync for Google Drive with Multiple Accounts
動画も。
やっぱり調べものは英語でやらないとダメだなと実感した一件です。
そんなわけで、みみっちいことを言うと、3つアカウント作って合計45GB分をそれほど手間をかけず無料で使えると言うことですね。
(GmailなどもGoogle Driveの容量を食うのでマックス使えるわけではないですが)
他にも有料プランが100GB 月額250円、1TB 月額1300円なので100GB×2で安く抑えるなんて運用もありですね。
ドライブファイルストリーム
ビジネス用と銘打っている方です。
アイコンがGoogle Driveそのものと同じなのが分かりづらさを助長していますね。
バックアップと同期はローカルのストレージにそのままファイルを保存するのでPC本体の容量を圧迫します。
また大量のファイルをフォルダに入れた時延々と同期作業が続きます。
ドライブファイルストリームではストリーミングでGoogle Drive内のファイルを利用します。
そのためPCのディスク容量が節約されます。もちろんオフラインで利用することも可能です。
詳しくは公式を。
ただし利用するには該当のアカウントがG Suiteに入っている必要があります。
月額600円で30GBなので、Google Driveだけを目当てに入るのは割高ですね。
大学のアカウントがG Suiteに入っているらしいので使ってみました。
数十MBのファイルを開いてみたりしましたが、実際にローカルに置いた時とそれほど遜色ないように感じました。
値段さえ問題なければ楽で良いと思います。
しっかし、大学のアカウントはGoogle Driveの容量が無制限なので少なくとも月額1200円のプラン相当ってことになります。
調べるとG Suite for Educationというのがあって教育機関は無料みたいですが、こういうのもっと周知しないと勿体無いですよね。
大学卒業間近にして大学のリソース全然有効活用できていなかったなと反省。