Swampdog part2 -Android設定-
概要
前回、Unity上に3Dモデルを配置しました。
ひとまず手元で開発しやすいAndroidアプリとして完成させる方針にします。
今回はAndroidの設定で終わりました。
目先の開発内容は以下の2点です。
- VRアプリ化する
- カメラの移動、回転、ズーム機能をつける
なお、VRアプリにした場合の操作方法は、うまいことPS3コントローラーでできないかなと考えています。
ちなみに、前回との間に軽くUnity玉転がしアプリを作ってみて若干操作に慣れておきました。
情報の整理
さて、なかなか情報の更新が早い領域なので情報収集に気をつけながら進めます。
Google Cardboardの情報が多く出てきますが、ゴーグル型のもの(スマホをセットするタイプ)ならどれも同じ開発の仕方でいいんじゃないでしょうか。
複眼レンズ越しに2分割された画面を写すという原理はみんな同じだし。
現状、Unityでゴーグル型用VRアプリを開発しようと思ったら以下の2つの方法があるらしいです。
- Googleが提供するGoogle VR SDK for Unityを使う
- Unity上でVRサポートを有効にする
VRサポートはUnity5.6からの機能で情報も相対的に少なく、洗練度合いで負けますが、
今後スタンダードになると思ったので今回は後者を選択しました。
次に、VRアプリの挙動で重要となる点を決定します。
カメラに関して2種類に分けられます。
- room-scale: 部屋中がVR空間となる
- seated: ユーザが腰掛けた状態を想定する(首の動きだけに対応)
将来的な利用シーンを想定すればroom-scaleですが。
ひとまず比較的容易そうなseatedで進めます。
方針をまとめます
- UnityのVRサポートを利用する
- カメラはseated
Android実機でアプリを動かす
まず、ゴールがAndroid VRアプリなのですが、現状ではAndroidに対応できません。
そこでAndroid SDKを利用できるようにします。
参考: [Unity] アプリをビルドしてandroid実機上でテストする
参考: Unityのインストール~Android実機上で動作させる まで
細かい説明は参考記事をみてください。
ざっくりやることは、
- Android SDKをダウンロードする
- JDKをダウンロードする
- 「Unity-> Preferences-> External Tools」でパスを設定する
「File-> Build Settings」でAndroidに設定します。
「Player Settings」を押下すると「Inspector」が開かれるので、
「Company Name」、「Product Name」、「Package Name」を設定(Package Nameは前2つに依存するので注意)。
Android実機を用意します。
開発者向けオプションを表示し、「USBデバッグ」をONにします。
参考: Android 6.0:開発者向けオプションを表示し、スマホの動作を高速化する設定方法&PTP/MTPの切り替え方法
MacとAndroidをUSBで繋いで「Build And Run」を行います。
時間がかかるのでしばらく待ちます。
こんな感じで、実機でアプリを実行できました。
Android Sduioのエミュレータを使いたい場合は以下を参考にしてください。
参考: Android Sduio のemulatorで実行させる
ちなみに、とりあえず3Dモデルを置いただけのアプリを実機で動かしたら、バックボタンの設定などもしていなかったので終了させることができなくなりました。
以下を参考に、バックボタンでアプリを終了するようにします。
次回
次回以降本格的に開発を始めます。
前回も同じようなセリフで締めた気がしますが、思ったより設定に手こずったので刻みます。
今後の主な開発内容は、以下の3つです。
- バックボタンをアプリ終了に対応させる
- カメラ操作パネルを作成する
- VRサポートを有効にする
7月7日に間に合うかなー。