CTデータ調達
東京大学動物医療センター病院長と面談
動物のCTデータがネットでは無料で入手できなかったので、獣医学科時代の伝手を頼ってCTデータを都合してもらえないか相談しました。
すると病院長まで話を持っていってもらえて、面談の機会を得ました。
大まかには以下の点を懸念しているようだった。
- どこまで本気か、実現できるか
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機材や資金はどうするか
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どこかの研究室に所属しているか(卒論として取り組むのか)
- どこまで本気か、実現できるか
そもそも工学の道に進んだのは、テクノロジーを使って動物を救いたかったからです。
動物 x ITは一生取り組む課題だと伝えました。
実現可能性に関してはすでにOsiriX, Maya, Unityをある程度触って感触を得ていたので、開発スケジュールの見積もりを提出しました。
- 機材や資金はどうするか
1stフェイズで使用するソフトウェアは全て無料。
ハードウェアもスマホ装着型の安価なVRゴーグルを使用するので資金が必要ということはない。
2nd以降はクラウドファウンディングやVCに持ち込むかもしれないことは伝えました。
また科研費の調達を検討してくれましたが、これによって事業展開に制約がかからないかは注意が必要です。
- どこかの研究室に所属しているか(卒論として取り組むのか)
大学の活動とは全く関係ない個人的活動であると伝えました。
学内で別の研究室で連携するにはいろいろすり合わせが必要なようで(特に学部を跨ぐと)、個人的な活動の方が連携しやすいようでした。
また、一部VR系の事業を持った企業の機材やノウハウを使わせてもらうことを伝えましたが、
民間との連携に関しては特に問題はなさそうでした。
世界的に動物の権利を尊重する風潮の高まりを感じているようで、今回の提案には好意的だったように思います。
あとは院内で検討してから返答をくれるとのこと。
正直、弥生キャンパスに足を踏み入れるだけでかなり緊張しましたが、結果は好ましいようなので幸いでした。
(ぶっちゃけ、呼び出された挙句ボコボコにされる可能性も考えていた)
(獣医をやめたやつがどのツラ下げてやってきたとか、なめてんのかとか)
1年間IT技術を習得してきましたが、やっと動物のために1歩目を踏み出せたかと思います。
まさかVRが一番に進むとは。