ハプティクスまとめ

概要

ハプティクスという概念を知ったのでここにまとめます。

随時更新していきます。

ハプティクス(英: haptics)とは、利用者に力、振動、動きなどを与えることで皮膚感覚フィードバックを得るテクノロジーである[1]。触覚技術(英: haptic technology)とも。

引用: Wikipedia

2016年、VR元年と呼ばれVR技術が一気に身近なものになりました。

しかし、仮想現実とは言っても再現されているのは視覚がメインです。

よりリアルに近づけるならば視覚以外の感覚も再現する必要があります。

再現すべき感覚の一つが触覚であり、そのための技術がハプティクスというわけです。


事例

UnlimitedHand

H2L社の製品で、腕に巻きつけたデバイスから電気信号が伝わることで、擬似的に触覚を再現します。

例えば小鳥が腕に止まる感覚や、発砲した際の反動などです。

紹介動画がYoutubeにあがっていたので紹介します。

H2L社公式HP UnlimitedHand紹介ページ

 

代表の岩崎健一郎氏に話を伺う機会があり、

「動画では発砲や鳥が乗った瞬間など瞬間的な触感を再現しているように見えましたが、扉を押すような継続的な触感を再現することはできますか?」と質問したところ、

現状の出力とはパルスを変える必要がある。ただし、人の感覚は鈍化するので難しいとのことでした。

視覚など他の五感を騙すことである程度再現できるかも、と仰っていたのが面白かったです(例: 黒いものは重たいと錯覚する)。

 

この視覚を用いて触覚を騙す、という技術についても興味が湧いたので調べてみました。

以下のリンクは、VRで物体の色や重心を現実のものと変えて被験者に見せることで、重さの感覚が変わったという内容をまとめています。

クロスモーダルデザインWS輪講 “SHAPE-COG ILLUSION -複合現実感体験時の視覚刺激による重心知覚の錯覚現象-“

 

東京大学大学院情報理工学系研究科 廣瀬・谷川・鳴海研究室でも関連する面白い研究をしているようです

リンクの五感インタフェースというところが特に興味深く、中でも視触覚相互作用を用いたリダイレクションはすぐにでも実装できそうだと感じました。

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